男女の違いは血液にもあらわれる

身体的な特徴は男性と女性で異なります。では血液に性差はあるのでしょうか?答えはYesです。

女性ホルモンはコレステロールを減らす

男性と女性の血液は、月経のある年齢層で遠いが大きくなります。この年齢層の女性は、貧血に悩む人が少なくありません。

女性の場合、男性よりもともと赤血球の数が少ないうえに、月経や妊娠、出産、授乳など、赤血球をつくる材料を減らす機会が多くなるためです。
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一方、男性は、女性より低年齢で動脈硬化が進みやすい傾向があります。かたよった食事、喫煙、ストレスなど、血液を汚す要因は、男性も女性も同じですが、女性の場合、血液中を流れる女性ホルモン(エストロゲン)にコレステロールを減らす働きがあるため、動脈硬化が進みにくいのです。

ただし、この「血液のお掃除役」がいるのも閉経まで。更年期以降の女性はエストロゲンの量が激減するため、それまで以上に「血液のきれいさ」を保つように心がけないと、急激に動脈硬化を進めてしまうことになりかねません。このように男女の血液には遣いがあるものの、「きれいかどうか」は、性差より個人差、つまり暮らし方の差のほうが、ずっと大きく影響します。

流れにくい血液は血圧を上げる

血管を傷める要因のひとつに、血圧の高さがあります。じつは血液の状態は、血圧にも影響を与えています。

高血圧は血管を傷める大きな要因に

心臓から一定の力で勢いよく押し出されなければ、血液は全身のすみずみにまで届きません。流れ出た血液が、動脈の血管壁に与える圧力が「血圧」です。

血圧は「上が130mmHG、下が70mmHG」など、「上」「下」でいわれることがあります。上というのは収縮期血圧(最大血圧)、下は拡張期血圧(最小血圧)のこと。
つまり、心臓がぎゅっと縮まって血液が押し出された瞬間の血圧と、心臓が広がってもっとも圧力が下がった状態の血圧のことです。

血圧を上げる要因はいろいろありますが、血液の汚れも要因のひとつ。汚れてネバネバしていると、血液が流れにくくなるために、より強い力を加えなければならないからです。

高血圧になると、血管にも大きな負担がかかるようになります。血管の老化を進める大きな要因になってしまい、やがては破れたり詰まったりすることになりかねないのです。

血液のネバリ度

タンパク質や脂肪、糖質などを過剰に摂取すると、赤血球が重なったり、プラークやコレステロールのかたまりがが浮遊したりして血液がねばねばしてきます。そうなると、血液が血管を流れにくくなり、血圧が上昇します。

循環量の増減

血管全体を流れる血液の量が多いと、血管壁にかかる圧力が高くなります。逆に流れる血液量が少ないと血管の壁にかかる圧力は下がります。

血管の広がりやすさ

血液が勢いよく流れてきてもしなやかな血管ならパッと広がるため、圧力を吸収します。しかし、血管がかたくなっていたり血管壁が厚くなっていたりすると広がりにくく血液の勢いが血管壁を直撃するため血圧が高くなります。

ストレス

ストレスは血圧を上げる大きな要因です。ストレスを受けると自律神経の作用によって心臓の働きが激しくなる一方で血管がぎゅっと縮まるため血圧が上がってしまいます。
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血圧は低いほどいいのか?

高いのはタメ。でも、血圧は低いほどよいというわけでもありません。低血圧は不快な症状のもとになることがあるからです。人によって、症状の種頬や程度はまちまちですが、疲れやすい、意欲がわかない、寝覚めがわるい、

頭痛、肩こり、立くらみ、手足の冷え、便秘など、日常生活が楽しくなくなるような症状が目立つのが特徴です。低血圧の原因がはっきりしない場合には、血圧を上げる治療はおこなわれないのが一般的です。現れた症状ごとに、その改善をはかる治療をしていきます。

気づかないうちに老化がすすむ血管

「人間は血管から老いる」といわれますますます。血液が汚れた状態が続けば血管の老化は進んでいくことになります。

汚れた血液は血管の老化を進めていく

血液のスムーズな流れには、血管のしなやかさが必要です。動脈がぎゅっと縮んだり、広がったりすることで、血液の流れは調整されているからです。

しかし、加齢とともに血管の弾力性は失われていきます。食生活の乱れや運動不足、喫煙、過剰なストレス、肥満、高血圧、高血糖などで血液が汚れた状態が続くと、実年齢以上に血管は老化していきます。

血管が老化した状態のひとつが動脈硬化です。太い動脈の壁に血液中のあまったコレステロールなどがたまり、血液が流れにくくなるのです。

細い動脈の場合は動脈壁が全体的に厚くかたくなっていきます。逆に、血管の材料になるコレステロールが少なすぎれば、破れやすい状態にになります。
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これもまた、血管が老化した状態といえます。血管の老化は、気づかぬうちに始まっています。老化防止に大事なのは血液の状態をよくすること。こまった事態が起こる前に、血液をきれいにしておきましょう。
普段の暮らしで「血液の汚れ」サインがでているかもしれません

子供のうちからきれいな血液を維持する

しなやかで丈夫な血管は、材料が十分になければできません。血管をつくる材料はたんばく質や脂質です。脂質の一種、コレステロールも、血管にとってなくてはならない材料のひとつなのです。
とくに成長期の栄養不良は、のちのちまで影響します。子どもにこそ、しっかりバランスのとれた食事をさせてあげてください。もちろん、必要な材料も、とりすぎれば血液・血管を汚すもとになるのは子どもも大人も同じです。

ファストフード、菓子類などのとりすぎで、若いうちから血管だけがどんどん老化してしまう、なんてことも。きれいな血液・血管づくりは、老若男女に共通する課題です。
ドロドロ血液を防ぐ生活習慣・食習慣

老いるというのはしなやかを失うこと

血管の老いを進める要因は、血液の汚れをまねくもとでもあります。血管の汚れ、血管の老化はさまざまな病気のもとになってしまいます。

  • 高血圧
  • 喫煙
  • 肥満
  • ストレス
  • 高血糖
  • 運動不足
  • 加齢

ここにプラスして過剰なコレステロールや逆にコレステロール不足が重なると狭くなって詰まりやすくなったり、破裂しやすくなります。