「仕事が忙しく大変」なとき血液の状態はどうなっているのか

(35歳の例)
業績不振で、人手を減らしていることもあって、めちゃくちゃに忙しい日々です。通常業務で忙しいのはまだいいのですが、上司の思いつきで、突発的に「あれやれ、これやれ」と指示されるのがイヤでイヤで。どう考えたって、会社の業績をますます悪化させるようなことばかり言い出すです。「こんな会社やめてやる」と思ってもやめて妻子を養う自信はないし…もうストレスがたまりまくりです。

時間が不規則になったり、ストレスで胃腸の働きが落ちたりして、栄養にかたよりが生じている可能性もあります。会社の健康診断では「とくに異常を指摘されたことはない」といいますが、血液の状態は、あまりよくありません。できるところから、生活改善を心がけたほうがよいでしょう。

強いストレスを受けている人の血液の状態

  • クリスタル
    血圧、コレステロール値が高い場合や、水分不足、疲労、ストレスなどで発生しやすい
  • 赤血球の連鎖、プラーク、ウニ状赤血球
    活性酸素の発生や、胃腸の働きの低下、たんばく質、脂肪、糖質などのとりすぎなどで現れるいずれも血液のドロドロ化を進めるもとに

改善のポイント

  • 血栓予防にこまめな水分補給を心がける
  • 精神的ストレスや疲労は活性酸素を増やすので、休養を
    心がける
  • 抗酸化作用のあるβカロテン、ビタミンC 、E などが不足しないよう、栄養バランスのとれた食事を規則正しくとる

「ケーキが食事替わり」のとき血液の状態はどうなっているのか

(20代 フリーターの例)
お菓子を食べてるときが、いちばん幸せ! そんな私だから、ケーキやアイスクリームでおなかがいっぱいになってしまったから食事をとらない、なんてことも多いです。

でも、それって毎日じやないですよ。食事もちゃんとしてます。ピザやハンバーガー、フライドチキンみたいな、ファストフード系が多いです。体重が増えてきてるわけでもないし、私の食べ方、許容範囲ですよね?

脂質・砂糖のとりすぎはドロドロ血液のもと

生活に大きなかたよりのある場合、血液には、いびつな形のプラーク(糖や脂肪のかたまり)が漂っているのが目につきます。

また、コレステロールや中性脂肪を運んでいるリポたんばく(カイロミクロン) が、雪が降っているような姿ではっきりとみえます。

それに、脂質がいくつもくっついてリボン状になったものがたくさんあり、しかも、血小板が集まってきて、かたまりだしたようすも確認できます。

いずれも、脂肪や糖分をとりすぎたときに現れやすい状態です。体重増加など、目にみえてわかるサインが現れないと、なかなか、自分の食生活のかたよりを自覚できない人が多いようです。

ご自身も「私の食べ方、許容範囲」と思い込んでいるようですが、この食生活をずっと続けていたら、動脈硬化が起きてくる可能性が十分にあります。

甘い物が好きな人の血液の状態

脂肪を摂り過ぎると現れやすい
血小板の凝集
脂肪や糖分の摂りすぎが原因でみられることがある
プラーク
大腸機能の低下や脂肪、糖分の摂りすぎで起きやすく動脈硬化やコレステロール値上昇とも関係する
カイロミクロン
脂肪の多い食事のあとは増えるがふつう食後10~12時間で消えてしまう。12時間たってもみられる場合は、高脂血症の疑いも。

「ダイエット中」のとき血液の状態はどうなっているのか

(20代 大学生の例)
3ヶ月前ショップでパンツを試着しようとしたらはけなくてかなりショックを受けました。そこでダイエットを開始。
食事は、朝はヨーグルトとバナナ、昼は野菜ジュースのみ、夜は納豆ごはんとサラダくらいしか食べていません。ほとんど毎日ジムに通い目標体重に向けてダイエット中です。

栄養不良はギザギザ赤血球を生みだす

身長167cmで、現在の体重は46kgと、モデルのようにスリムですが、肌にツヤがなく疲れた様子です。「下半身デブだった」といいますが、ダイエット前の体重も50kg台前半で、身長からすると「やせ型」範疇にありました。

このような状態の血液には、ウニのようなトゲのある赤血球がたくさんありました。これは、たんばく質や鉄分、ビタミンB群など、赤血球をつくる栄養が不足していたり、赤血球の膜が酸化すると起こりやすい現象です。

「バランスよく食べてるつもり」と口にしていますが、量の不足は明らかです。運動量も多すぎるようです。「まわりの人から「それ以上やせると、からだを壊す」と忠告されていたのですが、赤血球の変化をみて、無理なやり方を反省しています。
ダイエット中にいらいらするのは?

有棘(ウニ状)赤血球

栄養不良、消化・吸収不良、大腸機能の低下などがあると現れやすい血液です。活性酸素による細胞膜の酸化も変形の原因になります。健康な人でも赤血球のうち1~2% はみられます。

改善のポイント
  • 血球の材料になる、たんばく質や鉄分、ビタミンB群を十分にとる
  • 抗酸化作用のあるβ-カロチン、ビタミンC 、E などを十分にとる
  • 活性酸素の増加につながる疲労、激しい運動、精神的ストレスに注意。休養を心がける

「赤血球」血液成分のチェックはこちら。