2015年 1月 の投稿一覧

エノキタケの含有成分が便秘とメタボを改善

キノコ類は全般に健康効果が高いとされている食材ですが、エノキタケもそれに当たり、食物繊維がたっぷりと含まれています。食物繊維といえば、便秘を改善するのに欠かせない成分です。食物繊維には腸管のはたらきを活発にする作用があるので、腸にかかるストレスが取り除かれて、便通が良くなることが期待できます。多くの便秘が食物繊維を多めに摂ることで改善されるように便秘の原因は「食物繊維不足」なのです。

また、エノキタケには、内臓脂肪を減少させて肥満を予防するはたらきがあります。このはたらきに関係しているのが、エノキタケに含まれている「エノキタケリノール酸」という成分です。エノキタケリノール酸は、名前のとおりエノキタケにしか存在しない成分で、リノール酸、α-リノレン酸、パルミチン酸、ペンタデカン酸という4つの脂肪酸の複合体です。

エノキタケリノール酸のすばらしいところは、脂肪を燃焼させるのに欠かすことのできないホルモンの一種のアドレナリンのはたらきを活発にし、内臓脂肪の燃焼を手助けするという特性があることです。

さらに、エノキタケリノール酸は、胃腸で消化・吸収されたあと、血液に乗って内臓脂肪に集まり、脂肪細胞に直接はたらきかけて、脂肪の燃焼を助けます。

しかし、エノキタケリノール酸は硬い細胞壁に包まれているので、エノキタケを摂取する場合、普通に調理したものでは、じゅうぶんに成分を吸収するのが難しいという問題があります。そこで、エノキタケリノール酸の吸収力をアップし、その効果をより得るのにおすすめなのが、干しエノキ茶です。

天日干ししたエノキタケを細かく切ってお茶にして飲むのですが、エノキタケの硬い細胞壁が壊れやすくなるので成分の吸収が良くなり、ビタミンDが増えます。

注意が必要なのは、腎臓や大腸に疾患がある人です。症状が悪化する可能性があるので、摂取しないようにしてください。また、持病やかかりつけ医がある人は事前に相談してください。

内臓脂肪を減らすエノキ生姜茶「 えのき美人茶」の効果と使用感には、

最近の研究でエノキタケリノール酸という栄養素が見つかりました。これは、国際専門誌に発表され、大きな話題になりました。エノキタケリノール酸とは、エノキタケに含まれる脂肪酸で、体内の脂肪の中でも内臓脂肪を減少させる作用があるのです。
とありますのでエノキタケにはまだまだ腸が喜ぶ栄養素がたっぷり含まれているようです。

食物繊維が豊富なもやしは腸をきれいにする

一般に「もやし」と呼ばれているのは、緑豆を発芽させた緑豆もやしです。緑豆もやしは、ほかのもやしよりもビタミンCが豊富です。大豆を発芽させた豆もやしもあり、こちらはほかと比較してタンパク質やカルシウムが豊富なのが特徴です。

もやしは優れた整腸食品

もやしは、一年中手にいれることができるし、値段も安価な食材で家計のお助け野菜だといえます。そして、もやしのすばらしさは、値段の安さだけではありません。腸の大掃除をして、老廃物による腸内腐敗を防いだり、改善したりするはたらきが高い整腸食品であるということが東洋医学でも注目されています。

なぜ、もやしに腸内腐敗を止める力があるのでしょう。

もやしは、芽を萌やすといって、発芽している状態をあらわす言葉が名前の由来です。植物が発芽するときにはとても強力な生命エネルギーが放出されるので、それを食べるということは、そのエネルギーをもらっているということになります。

栄養面をみると、もやしには、腸の中をきれいに掃除する成分として知られている食物繊維が豊富に含まれています。水溶性と不溶性、両方の食物繊維が豊富で、腸内の老廃物を吸着して体外へ排出し、腸内の腐敗を防止します。

また、豆のときには少ないビタミンCが、もやしになると増加します。そして消化酵素が生じ、そのほかのビタミン類やミネラルが消化・吸収されやすくなります。ビタミン類やミネラル類も、腸のはたらきを健やかにします。

東洋医学では、性質によって食べ物が4つに分類されます。それは、寒、涼、温、熱の4つです。もやしはこのうちの涼になるのですが、涼はおだやかに熱を鎮静させ興奮や炎症を抑える性質を持っています。

便秘の状態は、腸内に熱が溜まって便の水分が奪われていたり、緊張により腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)がうまく行われないことなどから起こります。つまり、もやしは涼の性質によって便通をスムーズにして、腸内が腐敗するのを防ぐということです。

ただし、涼は摂りすぎると腸の冷えにつながるので、火を通すなど温めてから食べることが大切です。

胃腸をあたためる白湯で便秘を改善する

アーユルヴェーダという言葉をきいたことがあるでしょうか?世界最古の歴史をもつといわれる、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは、便秘は、消化する力の乱れによって起こるものだと考えられています。そして、その消化力の乱れ(便秘)には、大きく分けて3つのタイプがあります。1つめは良い状態と悪い状態に波がある不安定なタイプ、2つめは消化する力が強すぎるタイプ、3つめは慢性的に消化する力が弱くて鈍くなっているタイプです。

それぞれのタイプで、異なった便の特徴があります。不安定なタイプでは、便は硬くコロコロしています。消化力が強すぎるタイプでは軟便ぎみで、逆に弱いタイプではねっとりした重い便です。

アーユルヴェーダにおいての健康な便とは、しっかりした形で、においはなく、スルッと楽に出て水に浮くものをいいます。

しょうが白湯で腸の冷えをとる

先に述べた3つのタイプのどの便秘も、「しょうが白湯」で改善することが期待できます。白湯(さゆ)には、胃腸をあたため、内容物を押し出すはたらきがあるのです。

消化力が不安定なタイプの場合も弱いタイプの場合も腸が冷えている状態なので、腸をあたためることが大切です。しょうがには、白湯と同じように体をあたためるはたらきがありますから、白湯にしょうがを加えるとさらに効果的になります。さらに、クミンとコリアンダーというスパイスを加えると、あたためるだけでなく、消化力を安定させてくれます。

ただし、胃腸に炎症がある人は、しょうがを入れるのを控えましょう。

毎食後に、カップか湯飲みに1杯ずつ飲むのがおすすめです。慣れないうちは、1日に1杯から始めるとよいでしょう。

しょうが、クミン、コリアンダーのスパイスは、パウダー状のものが市販されているので、手軽にしょうが白湯が作れます。