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ビタミンC サビ防止、免疫力アップに効果的

ビタミンCは、ビタミンEの抗酸化力をアップするだけでなく、独自の働きもあります。3食ごとに、きちんととりたい栄養素です。

丈夫な血管をつくるのにも欠かせない働きが

ビタミンCには、ビタミンEをバックアップするだけでなく、独自の抗酸化作用でコレステロールの酸化を防ぐ働きがあります。

細胞と細胞の接着剤として働くコラーゲンの生成にかかわる働きも見逃せません。コラーゲンといえば、お肌の美容に目が向きますが、血管にとっても大切な物質。

コラーゲン不足では血管はもろくなってしまうのです。貧血予防・改善に欠かせない鉄の吸収を高める効果もあります。
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また、「風邪にはビタミンC」といわれるのは、免疫力アップ効果もあるからです。ビタミンCには、白血球の働きを強め、免疫物質・インターフェロンの生成を促進する効果があるほか、みずからも細菌やウィルスを攻撃します。だから、ビタミンCをたっぷりとることで、風邪の予防や早い回復が期待できるわけです。

水溶性のビタミンCは、からだにためておくことができません。3食ごとに、野菜、果物を十分にとり、コンスタントに補給していくようにしましょう。

ビタミンCの摂取量

1日あたり、100 mg以上とるようにしましょう。多めにとっても、よぶんは排泄されるので大きな害はありません。

果物、野菜はもちろん、イモ頼も利用して

どタミンC は野菜や果物にかぎらず、イモ類にも多く含まれています。野菜類の多くは、水洗いや加熱調理をすると、ビタミンC の含有量が減ってしまいますが、イモ類に関しては、でんぶんにくるまれる形でどタミンCが存在しているので、加熱してもあまり変化がありません。

切ったり、むいたりしたまま放置しない

野菜や果物から、効率よくビタミンCをとるには生で食べることがいちばん。ただし、切ったり、むいたあと放置しておくと、酸化が進んでどタミンC が壊れてしまうので、手早い調理、調理後すぐに食べることを心がけましょう。
ビタミンCがたくさん含まれる食品

ビタミンE 活性酸素によるサビつき防止に効果的

ビタミン類は、からだの中でつくりだすことができません。毎日の食事で、しっかりと補うことが必要です。

体内で起こる「サビつきの連鎖」を防いでくれる

ビタミンEは、ビタミン類のなかでも抜群の抗酸化作用をもっています。

活性酸素が脂質をサビつかせると、過酸化脂質ができます。いったん過酸化脂質ができると、それ自体、正常な脂質を酸化する作用をもちはじめるため、次々に脂質のサビつきが進んでいく傾向があります。
このサビつきの連鎖を防いでくれるのが、ビタミンEです。サビのもと、活性酸素を消したり、できてしまった過酸化脂質を分解してくれるのです。

からだのサビを防げれば、発がんの抑制、老化防止にもつながります。ビタミンEは油脂に溶ける性質があります。「ダイエットのため」と脂質を極端に制限していると、脂溶性のビタミンEが欠乏してしまうおそれがあります。やせたのはいいけれど、肌はカサカサ、なんだか老け込んじゃって…なんてことにもなりかません。
ビタミンEをはじめとするビタミン類は、体内ではつくることができません。不足しないように、しっかり「食べる」ことが大事です。

ビタミンEの摂取量

日あたり、8~10 mgは必要です。大量にとっても、気になる副作用は報告されていませんが、サプリメントで補う場合は、1日600m gを超えないようにしましょう。

「植物油から」にかたよらないように注意したい

ビタミンE は、種実に豊富なため、種実からとる植物油にも多く含まれています。とはいえ、植物油だけで十分な量をとろうとすると、脂質の過剰摂取につながりがち0 緑黄色野菜や魚など、さまざまな食品から摂るように心がけましょう。
理想的なビタミンEの摂取方法

必ずビタミンCも十分にとる

ビタミンEばかり多くとっても、十分な抗酸化作用は望めません。ビタミンEの抗酸化作用をバックアップするどタミンCも、十分にとるようにしましょう。食事からとっているぶんには、まず問題ありませんが、サプリメントを利用するときは、ビタミンEぱかりにならないように注意してください。

ビタミンEをしっかり食事で摂りたい

消化酵素 消化を助けて内臓の負担を減らす

食べたものが、きちんと消化・吸収荒ないと、血液中にプラークが増してしまうことも。消化を助ける成分も、食べものから得ることができます。

消化・吸収のわるさで漂うプラークも減少

食べものに含まれる栄養素は、いったん分解され、吸収されなければ、いくら食べても、からだで使えるものにはなりません。消化しきれなかった糖質や脂肪がかたまりになって血液中に浮かべば「プラーク」に。

プラークの増えすぎは、血液を汚す原因のひとつです。食べたものを分解するために働くのが消化酵素です。消化酵素は私たちの体内でつくりだされていますが、食品にも含まれています。消化酵素を含んだ食品を意識して食べるようにすれば、食べものに含まれる栄養素が分解されやすくなり、胃や腸、肝臓、膵臓など、内臓にかかる負担も少なくてすみます。

強力な消化酵素パワーを発揮する食品の代表は、なんといっても大根です。でんぷん分解酵素のアミラーゼをはじめ、たんばく質分解酵素、脂肪分解酵素や、発がん物質や活性酸素を分解する酵素き、数百種類もの消化酵素を含み、それらが複合的に力を発揮しています。血液の汚れを取り除いてくれる野菜としても大いに利用しましょう。

大根やぬめりのある食品がおすすめ

消化酵素を多く食品は、大根だけではありません。里イモや山イモ・長イモ、ナメコ、オクラに特有のぬめりにも、ムチンという消化酵素があり、たんばく質の吸収を助けてくれます。

果物のなかではパパイヤがおすすめ。パパイン、キモパパインとよばれるたんばく質分解酵素が含まれています。その作用は強力で、消化酵素剤の原料にもなっているほど。パイナップルにも、ブロメリンというたんばく質分解酵素が含まれています。

下ごしらえ、つけあわせの際に利用する

焼き魚、焼き肉には大根おろしを添えて。毎日食べたい納豆も、大根おろしや、とろろ(山イモや長イモのすりおろし)といっしょなら、さらにパワアップします。パイナップルはデザートだけでなく、肉料理の下ごしらえに利用すれば、肉がやわらかくなり、消化もしやすくなります。つけ合わせに利用するのもよいでしょう。

胃カメラで異常がないのに胃痛や胃もたれに悩む日本人は多いがこれは消化酵素が不足しているから