血液の通り道である血管について

血液と切っても切れない関係にあるのが血液の通り道である血管です。
血管のネットワークなくして血液を体のすみずみに届けることはできないのですから。

血管を全部つなげば地球2周分の長さににもなる

血液を全身に滞りなく循環させるパイプラインの役目を果たすものそれが血管です。毛細血管まで入れたすべての血管をつないで一本にしたら、なんと地球を二周りするほどの長さになるといわれています。それだけ長い道のりを旅するには、ドロドロと汚れた血液より、サラサラと流れやすい、きれいな状態の血液のほうが、ずっとスムーズにいくのは当然ですね。

血管は、たんばく質や脂質などからつくられています。増えすぎれば汚れの原因になるコレステロールも、血管の壁をつくる大事な成分のひとつです。からだの部位によって、太さや厚さはさまざまですが、血液に接する内側から、内膜、中膜、外膜と並ぶ、三層構造が基本です。

動脈では、内膜をつくっているのは敷石状に並んだ内皮細胞。中膜は弾力性があって伸び縮みする筋肉組織からできています。
いちばん外側の外膜は、線維のまじった丈夫な組織で、そこには血管の収縮を調整する交感神経と、血管に栄養を送る栄養血管が入ってきています。

全身のネットワーク

心臓から送り出された新鮮な血液を運ぶ動脈。こ太い動脈から、からだのすみずみに走る毛細管へと枝分かれして心臓を起点とする一大ネットワークになっているのです。

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