心の病

うつ病の周辺に心の病

抑うつ感がひどく、うつ病を疑って受診すると、違う病名を告げられることもあります。うつ病に発展するもの、似ているが違うもの、うつ病に関連する心の病気も様々あります。

抑うつ感が強い心の病はたくさんある
うつ病と似たような症状をあらわす心の病は、たくさんあります。いずれも抑うつ感が強く、日常生活に支障をきたすものです。
これらの中には、心身症のようにうつ病とは明確に区別されているものもあります。
うつ病につながるもの合併するものなど多様
心の病にはうつ病にはいるもの、やがてうつ病になる可能性のあるもの、うつ病との区別が議論されているものなど、うつ病と深く関係しているものがあります。
たとえば、気分変調症はうつ病のひとつとして考えられています。マタニティーブルーや引きこもりは、うつ病に発展する可能性があり、慢性疲労症候群は、うつ病と合併しているのではないかとの味方もあります。

うつ病を判断するポイント

日常生活に支障が出るほどの強い抑うつ感が2週間以上続く

メモ 燃え尽き症候群について

症状が似ているもののひとつに「燃え尽き症候群」があります。
見た目はうつ病と似ていますが、心の病ではありません。強い責任感のもと、長期間、大変な緊張感を持続しながら職務にあたったことで、心のエネルギーが燃え尽きてしまうものです。
その結果、感情がなくなり、自分を責め、対人関係ではストレスが生じないよう事務的、機械的になります。薬や酒に逃避してしまうこともあります。
責任感が強くがんばり続ける人は、燃え尽きてしまわないように注意が必要です。

うつ病周辺の心の病

心身症
ストレスなどが原因で、体に明確な病気があらわれるものです。
イライラする、ゆううつになるなどの精神的な症状もあらわれますが、それほど重くなく心の問題に気づかないこともよくあります。
気分変調症(抑うつ神経症)
うつ病のようにはっきりとした気分の落ち込みではなく、なんとなく憂うつで悲観的に考えてしまう状態がだらだらと長く続いてしまいます。
うつ病と違い、日常生活はきちんとできています。うつ病に進展するケースもありますが、自然に治ることもあります。
マタニティーブルー
出産の後に起こる一時的なうつ状態を指します。ホルモンバランスの崩れから起きるもので多くは10日間ほどでよくなりますが、うつ病に移行するケースもあります。
慢性疲労症候群
検査をしても異常がないのに、ひどい疲労感が慢性的に続く状態ですが、気分の落ち込みなどうつ病同様の症状も出ます。発熱やのどの痛みなど、感染症のような症状もあり、心の病ではないとの見方もあります。慢性疲労症候群について
ひきこもり(不登校)
うつ病は子供にも起こります。それによって学校に行けないケースもあります。ただ、子供は症状を明確に伝えられないだけにうつ病か否かの判断は難しくなります。

うつ病以外の心の病

心の病とはまっったく無縁という人はどのくらいいるのでしょう。最近はうつ病が増えているとはいえ、ストレスが多い現代、抑うつや疲労感がどんな心の病に進展するかわかりません。

ノイローゼ

不安神経症
増えている心の病。いきなり理由もなくたまならなく不安にになってきます。パニックを起こすことも。発作的に不安にとらわれる人といつも軽い不安につきまとわれる人がいます。
心気神経症
ささいな不調をみつけ自分が病気だと思い込み、検査や受診を繰り返します。実際には健康で異常が発見されないことが多いのですが、医師の見落としだと悩み医師や病院遍歴を続けます
強迫神経症
手がよごれているような気がして何度も洗わずにはいられないなど、自分でもおかしいと思ってはいます。日常生活に支障が出て疲れ切ってしまってもやめられません。
摂食障害
ダイエットをしているうちに本当に食事がとれなくなったり、逆に大量に食べてしまったり、お腹がすいていないにもかかわらず食事がふつうにとれなくなってしまいます。
ヒステリー2
麻痺やけいれんなどの病気のような症状がでていても検査場は見つかりません。ひどく悩んでいる心の状態がそのような形ででるのです。一般の人が想像するヒステリーとは違います。

精神分裂病

統合失調症
心の病のなかでもっとも患者数が多い。幻想や妄想にとらわれたり、緊張が続くなどの症状。若いときに発病しやすい傾向があります。