2017年 6月 の投稿一覧

糖質(炭水化物)血液をネバつかせる「甘いもの」は控える

疲れているときに、甘いものがほしくなることがありませんか?甘いものは糖質の一種で、即効性のあるエネルギー源になります。でも、食べすぎは禁物です。

甘いものほど、消化・吸収されやすい

私たちは、ブドウ糖という燃料を燃やしてエネルギーをつくっています。このブドウ糖をはじめとする「単糖」が、つながってできたものです。ごはんもケーキも、糖質をたっぷり含むという点では同じです。

ごはんとケーキは似ても似つかないイメージを持っている人も多いかもしれません。たしかに、甘さが全然違います。糖質の仲間には、単糖類、単糖が2個つながった2糖類、たくさんつながっている多糖類の3つの種類があります。

糖のつながりが少ないほど、甘味を強く感じます。ごはんに含まれる糖質は、でんぷんという多糖類、ケーキにたっぷり含まれた砂糖は二糖類。どちらが甘いかは、いうまでもありませんね。糖質は、すべて単糖に分解されて吸収されます。たくさんつながっていれば、それだけ消化・吸収にかかる時間が長くなります。

逆に、砂糖のような二糖類は、消化・吸収のスピードが速くなります。即効性の高いエネルギー源という利点はありますが、半面、急激に血液中の糖分が高まってしまうおそれも。血糖の高まりは、血液を汚す原因のひとつです。

摂取量

総エネルギー量の50% 以上は糖質からとるようにします。主食をしっかり食べていれば、このくらいの割合になります。

穀類、イモ類などを主体に

ケーキや果物などの甘いものは、すぐに消化・吸収されてしまうため、急激に血糖値を上げるもとに。エネルギー源の補給には、甘いものより、穀頬やイモ類を活用して。
でんぶんなどの多糖類は、分解されにくいため、消化・吸収のスピードがゆっくり。食物繊維が多いこともあって、血夜が汚れにくいという特徴があります。主食をしっかり食べておけば、甘いものがほしくなる回数も減るはずです。

主食を胚芽米に変える

エネルギー源になるごはんは、白米より胚芽米がおすすめです。胚芽米は、胚芽米は、胚(種子が発芽する部分)を残した米のこと。この胚芽米を1~2時間水につけておくと、ギャバ(γ-アミノ酪酸)という成分がつくられます。
ギャバには、脳の血流をよくす終審凍る働きや、血圧を下げたり、中性脂肪を減らしたりする作用があります。どうせなら、大きなエネルギー源になる主食を胚芽米に変えて、ギャバの効果も活用しましょう。

タンパク質 大豆を活用しながら適量摂取を

たんばく質は血液や血管をつくる材料。欠乏すれば大問題。だからといって、とりすぎても血液を汚す原因に。過不足なくとることが大切です。

量はもちろん「なにからとるか」も大事

たんばく質は白血球の主成分。欠乏すると免疫力が低下してしまいます。赤血球にも影響が現れます。細胞膜がうまくつくれなくなるため、トゲトゲのあるかたい赤血球が増えてきます。

逆にとりすぎると赤血球同士がくっつきやすくなり、ビョーンと伸びたレモン型に。進行すれば赤血球がベタベタとつながりあい、流れにくさの原因になることさえあります。

過不足なくとること。これが、まず第一の課題です。それに加えて、「なにからとるか」にも注意を。たんばく源というと、ついつい、肉や魚、卵などの動物性食品にかたよりがちではないでしょうか。もちろん、こうした食品も必要ですが、植物性たんばく質の代表選手、大豆や大豆製品も忘れたくないところ。

大豆には、コレステロールの上昇を抑えるイソフラボンや、コレステロールの排泄を促し、血小板の凝集を防ぐ大豆サポニン、さらに、悪玉コレステロール(LDL )が血管壁にくっつかないように働くレシチンなど、血液をきれいに保つ成分がたっぷり含まれているからです。

摂取量

1日あたり、50~70g。多すぎれば血液の汚れをすすめる原因に。少なすぎると風邪をひゆやすくなっったり血行が悪くなります。

大豆の栄養を最大限にとりこむ豆もやし

肉、魚、卵、そして大豆製品、1日で全種類とるように習慣化する

たんばく質は、アミノ酸が集まってできたもの。アミノ酸には、人間の体内でつくることができず、どうしても食べものからとらなければならないものが9種類あります。これを「必須アミノ酸」とよんでいます。肉や魚、卵、大豆製品は、必須アミノ酸をバランスよく含む良質のたんばく源。
1日で全種類とるように心がけましょう。

常備食に納豆を!「ナットウキナーゼ」が血栓を溶かす

大豆をとるときは、納豆の活用がおすすめです。というのも、納豆には、大豆そのものがもつ成分に加え、発酵の過程でできるナットウキナーゼも含まれているから。
ナットウキナーゼには、血栓を溶かす強い作用があり、その効果は血栓治療に使う薬品にもひけをとらないほど。サラサラ血液には欠かせない存在といえます。
ナットウキナーゼの作用は約8時間続きます。夕食に納豆を食べるようにすれば、朝方、血液のネバネバ度が増して生じる血栓防止に効果的です。
ナットウキナーゼで血栓症を予防

これがなくては血液の汚れが解消できない「水」

水分不足は血液をドロドロにするもと。水分は、飲んでいるようで意外に足りていないもの。十分な水分補給こそ、血液をきれいにする第一歩です。

寝る前に1杯、起き抜けにもコップ1杯の水を飲む習慣を

血液を汚す大きな原因に、水分不足があります。からだの水分が不足すると、血液もねばねばしてきます。水を飲むことこそ、血液をきれいにする「初めの一歩」。

食事に含まれる分を含め、1日に1.5~2.0リットルは必要です。ドロッと赤血球がつながってみえる人も、水をたっぷり飲むだけで、サラサラと流れやすい血液に変わる場合があるほどです。

とくに心がけたいのは、就寝前と起床直後の水分補給です。血液のネバネバ度は朝方に高まりやすい傾向があります。眠っている間は、当然、水分補給できません。

けれど、発汗などによってからだの水分は蒸発していきます。もともと、きれいとはいいがたい状態の血液だと、血栓ができてしまうおそれすらあります。

寝る前に1杯、起き抜けにも1杯の水を飲むこと。だれにでもすぐできて、しかも効果の高い方法ですから、ぜひ習慣にしてください。寝る前の水分補給は「トイレが近くなるのはイヤ」と、ためらいがちですが、微量の食塩を加えれば、水はぐっとと吸収されやすくなります。
桜島活泉水で血液さらさら | 健康&美容

微量の塩を加えた水はコーヒーや緑茶にもおすすめ

微量の食塩(ナトリウム)を加えた水なら、からだに吸収されやすくなります。吸収がよいという点では、ナトリウムをはじめとするミネラル類が添加されたスポーツドリンクも同じです。
でも、市販のものは糖分も多いので、大量にとるのはさけてください。ポリフェノールを含む緑茶やコーヒーで水分を摂取するのもいいでしょう。ただし、利尿作用のあるカフェインも含まれますのでせっかくの水分摂取なのに体から尿として排泄されてしまいます。

就寝前後コップに1 杯、食間に1~2 杯ずつ。食事には汁ものを

寝る前、起き抜けには水が最適。食後、食間にホッとひと息つきたいときには緑茶、コーヒーがよいでしょう。就寝前後の水と1 日合計で4~5 杯の緑茶とコーヒーに加え、毎食、食事に汁もの(みそ汁、スープなど)をとるようにすれば、無理なく目標量を達成できます。