「こわい病気」といえばがんをイメージする人がが多いのではないでしょうか? たしかに、現在、日本人の死亡原因はがんが1位です。でも、じつは動脈硬化がもとになる病気で亡くなる人のほうが多いのです。
動脈硬化の前に、血液の状態の悪化あり
血管壁に血液中の汚れがたまり、血管の内腔が狭くなって血液が流れにくくなる状態…これが、太い動脈に起こる動脈硬化の典型的な状態です。狭くなった血管に、血栓(血のかたまり)などが詰まると、血流が途絶え、心臓や脳などに致命的なダメージを与えるおそれがあります。
がんで命を落とす人より、動脈硬化がもとになる病気で亡くなる人のほうが多い現状から考えると、じつは動脈硬化こそ、隠れた死亡原因のナンバーワンといえます。
動脈硬化がこわいのは、自覚症状がないままに進行し、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中など、命にかかわる病気を引き起こすから。
でも、血管の変化の前には、血液の状態の悪化があります。血液検査で、血管の内膜を傷つける糖尿病の心配はないか、高血圧ではないか、血管壁にたまりやすい悪玉コレステロール(LDL)の数値はどうか、チェックしておきましょう。
検査数値に異常はなくても、末梢血液評価で、血液中の汚れが多くみられる人は要注意です。
活性酸素は万病のもと
動脈硬化の真の悪玉は、酸化したLDL 。この「酸化」の原因になる活性酸素は、酸素が凶暴な性質に変わったものです。酸素をエネルギー源として使うときに生じるだけでなく、喫煙や激しい運動などによっても、体内に増加していきます。細胞やDNA(遺伝子)を傷つけるため、老化や、さまざまな病気、がんの発生にも関連していると考えられています。
活性酸素や病気、そして糖尿病の合併症の原因にもなっている元凶物質は「AGE」です。終末糖化産物と呼ばれる物質です。
このAGEを取り除くために「純炭粉末 きよら」が有効です。
「汚れ」+「活性酸素」= 動脈硬化に!
心臓や脳の太い血管に起こりやすいのは、アテローム性動脈硬化症です。アテロームとは、コレステロールが血管壁の内膜にたまって、ドロドロのかたまりになったもの。その進み方をみてみましょう。
- コレステロールの侵入高血圧や糖尿病などの病気や喫煙によって、太い動脈の血管の内膜に傷がつくと、傷から悪玉コレステロール(LDL)が入り込む
- マクロファージが働き出す活性酸素の働きでLDLが酸化し、酸化LDLになる。すると、酸化LDLをマクロファージ(白血球の単球が変化した細胞)が取り込む
- 粥状のかたまりに取り込みがいっぱいになると、マクロファージが血管の内膜にたまりドロドロの粥状のかたまりになる。
- 血栓ができて、ますます狭まるかたまりが大きくなり、内膜の壁を持ち上げて表面が傷つく。傷を治すために血小板が集まってきて血栓(血液のかたまり)ができ、ますます血管は狭まる