2017年 5月 の投稿一覧

動脈硬化 隠れた死亡原因ナンバーワン!

「こわい病気」といえばがんをイメージする人がが多いのではないでしょうか? たしかに、現在、日本人の死亡原因はがんが1位です。でも、じつは動脈硬化がもとになる病気で亡くなる人のほうが多いのです。

動脈硬化の前に、血液の状態の悪化あり

血管壁に血液中の汚れがたまり、血管の内腔が狭くなって血液が流れにくくなる状態…これが、太い動脈に起こる動脈硬化の典型的な状態です。狭くなった血管に、血栓(血のかたまり)などが詰まると、血流が途絶え、心臓や脳などに致命的なダメージを与えるおそれがあります。

がんで命を落とす人より、動脈硬化がもとになる病気で亡くなる人のほうが多い現状から考えると、じつは動脈硬化こそ、隠れた死亡原因のナンバーワンといえます。

動脈硬化がこわいのは、自覚症状がないままに進行し、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中など、命にかかわる病気を引き起こすから。

でも、血管の変化の前には、血液の状態の悪化があります。血液検査で、血管の内膜を傷つける糖尿病の心配はないか、高血圧ではないか、血管壁にたまりやすい悪玉コレステロール(LDL)の数値はどうか、チェックしておきましょう。

検査数値に異常はなくても、末梢血液評価で、血液中の汚れが多くみられる人は要注意です。

活性酸素は万病のもと

動脈硬化の真の悪玉は、酸化したLDL 。この「酸化」の原因になる活性酸素は、酸素が凶暴な性質に変わったものです。酸素をエネルギー源として使うときに生じるだけでなく、喫煙や激しい運動などによっても、体内に増加していきます。細胞やDNA(遺伝子)を傷つけるため、老化や、さまざまな病気、がんの発生にも関連していると考えられています。

活性酸素や病気、そして糖尿病の合併症の原因にもなっている元凶物質は「AGE」です。終末糖化産物と呼ばれる物質です。
このAGEを取り除くために「純炭粉末 きよら」が有効です。

「汚れ」+「活性酸素」= 動脈硬化に!

心臓や脳の太い血管に起こりやすいのは、アテローム性動脈硬化症です。アテロームとは、コレステロールが血管壁の内膜にたまって、ドロドロのかたまりになったもの。その進み方をみてみましょう。

  1. コレステロールの侵入
    高血圧や糖尿病などの病気や喫煙によって、太い動脈の血管の内膜に傷がつくと、傷から悪玉コレステロール(LDL)が入り込む
  2. マクロファージが働き出す
    活性酸素の働きでLDLが酸化し、酸化LDLになる。すると、酸化LDLをマクロファージ(白血球の単球が変化した細胞)が取り込む
  3. 粥状のかたまりに
    取り込みがいっぱいになると、マクロファージが血管の内膜にたまりドロドロの粥状のかたまりになる。
  4. 血栓ができて、ますます狭まる
    かたまりが大きくなり、内膜の壁を持ち上げて表面が傷つく。傷を治すために血小板が集まってきて血栓(血液のかたまり)ができ、ますます血管は狭まる

自覚なしほど怖いものはない

「自分は大丈夫」と自信満々なあなた。その自信の根拠が、「なんの自覚症状もないから」というだけなら、ちょっと待って。血液の汚れに気づいていないだけかもしれません。

「健康への過信」で生活が乱れていないか?

ここで登場してもらった十人の方々は、決して特別な存在ではないでしょう。

あなたも、どこか似たところがあるのでは? 同じような症状をかかえている人、暮らし方に共通点がある人は、たとえ健康診断では「異常なし」でも、数値には現れない血液の変化がありそうです。

血液の状態を悪化させるのは、病気だけではありません。ふだんの生活のしかたが大きく影響していることは、10人の例をみればあきらかです。

「不快症状なんてない」と感じている人も、要注意です。不快症状が慢性化してしまうと、「こんなものさ」と気にならなくなってしまう人もいます。また、血液の状態がわるくても、あまり不快症状を感じない人もいます。健康を過信して生活が乱れていませんか? あるいは「検査なんて受けなくても大丈夫」と思っていませんか? 自覚症状のあるなしにかかわらず、血液の汚れは思わぬ病気を引き起こすもとになってしまいます。

「手足の先が極端に冷たい」人の血液の状態はどうなっているのか

(35歳自営業男性の例)
最近、手足の冷えがひどくて困っています。キーボードをたたく手が冷たくなっていたり、寝る時は靴下を重ね履きしないととても眠れません。最近は、靴下だけでなくタイツもはいたりして冷えに注意しているのですが、体がいつも芯から冷えてしまう感じでいくら外側から温めてもなかなか温まりません。

末梢血液の循環を悪化させる過食、ストレス、運動不足

かなりひどい冷え症に悩む人の血液には、いびつなプラークや、針状のものがあるのが確認できました。いずれも、手足に分布している末梢血管などの血流がわるくなるとしばしばみられる現象です。

体内でつくられた熱は、血液が全身に運んでくれます。そのため、血流がわるくなれば、からだの先までなかなか熱が届かず、手足が冷えてしまうのです。

また、血流がわるいと肩こりの症状も現れてきます。血流の障害は、脂肪や糖質のとりすぎ、ストレスや疲れ、運動不足などによって起こってきます。
ですから、自分の生活習慣を振り返ってみて、血行不良をまねきやすい要因をひとつずつでも改善していくことが、冷え症を解消する近道といえます。

冷え症の人の血液

プラーク

脂肪や糖質のとりすぎ、ストレス、運動不足などで血流がわるくなると発生しやすい。タバコの吸いすぎ、消化・吸収不良などでも現れる。

局所に針状のもの

疲れやストレスがたまっていると生じやすい。また、血流がわるく、肩こり、冷え症などの症状があると現れやすい。

改善のポイント

  • 肉をとりすぎているようなら、これを控える。甘いものも同様。
  • よぶんな脂肪や糖分を体外に排出する作用がある食物繊維を十分に補給します。
    脳は肉が大好物、腸は野菜(食物繊維)が大好物
  • 血行をよくする働きがある酢、梅肉エキス、レモン、玉ネギ、ニンニクなどを意識して食べるようにする
  • ウォーキングやストレッチンクなど気軽にできる運動で、血行をよくしたり、ストレスを解消する

便秘は冷えが原因のサイト内では冷え対策について紹介されているので改善のポイントを実行しながら参考にするとさらに効果的です。

割と早く体が温まる方法としては「塩入り半身浴」がおすすめです。