血液に栄養分を与える
食事は血液をきれに保てるかどうかを左右する大きな要因であることは常識です。
食事と血液とを結びつけるのは消化器、なかでも食べたものから栄養を吸収する腸と、腸が吸収した栄養を処理して送り出す肝臓です。
食物に含まれる栄養は、胃や十二指腸で消化され、主に小腸から吸収されます。
栄養分に富んだ血液は門脈という太い静脈から肝臓に入ります。
肝臓に届いた栄養素は、ここで分解、合成され、利用しやすい形に変えられます。
そのあと、そのまま肝臓で貯蔵されたり、必要に応じて血液にのせられて肝臓から心臓に送り出し、全身n運ばれます。
肝臓の働きはとても複雑で多方面にわたります。
栄養分の分解、合成のほかに体内の毒素を解毒する仕事も担っています。
血液の循環量を調節するのも肝臓の役目です。
古くなった赤血球を壊す一方で赤血球をつくるのに欠かせない鉄を貯蔵しておくのも肝臓の役目です。
「何を食べるか?」も重要ですが、「きちんと消化・吸収されているか?」「必要なものに作りかえられているか」も血液の状態に大きく影響します。
その意味できれいな血液は腸や肝臓の働きと密接に関係しているのです。
- 食べる
- 消化され栄養分が吸収される
- 肝臓へ送られて分解・合成された栄養分が血液中に
- 栄養たっぷりの血液が心臓に届き、心臓から全身へ
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