血液・血管の浄化 > 2017年 > 2月

血液の働き

「血液がなければ生きていけない」というのは常識でしょう。でも、あらためて考えてみると、命を左右するほどの働きって、どういう意味なのでしょうか?

全身の細胞に「命のもと」を運ぶ

私たちのからだは60兆個もの細胞の集まり。ひとつつひとつの細胞は、酸素や栄養素を取り込んで、エネルギーをつくりだしています。

エネルギーがなければ、細胞の命、そして細胞の集合体である私たちの命は保てません。そのエネルギーのもとになる酸素や栄養素などを、全身の細胞に絶えず送り届け、老廃物となった二酸化炭素などを細胞から回収する働きをすることこれが、血液のもつ最大の働きです。

このほか、細菌やウィルスなどの病原体から私たちのからだを守るのも血液の役目。また、体温を一定に保つ働きもあります。だからこそ、からだ中に網の目のように血管が張りめぐらされ、その中を真っ赤な血液が流れているのですし、血液の状態が、全身の健康状態を左右することにもなるわけです。

サラサラと流れる血液ですが、その容積のうち液体成分は60% くらい。これを「血漿」とよんでいます。残りの約40% は、「血球」とよばれる、形のある固形成分が占めています。

血液の働き

酸素や栄養の運搬
細胞が働くためには酸素や栄養素が必要。血液は、からだの外から入つてくる酸素や栄養を全身の細胞に運び、老廃物を細胞から回収しています。
ホルモンの働き
体内でつくられる、ホルモンなどの情報伝達物質を、必要な器官に届けるのも血液の役目です。
体温を一定に保つ
血液が全身に流れていることで、私たちの体温は一定に保たれています。
感染を防ぐ
体内にはさまざまな細菌やウィルスが侵入してきますが、血液はこれらの病原体から身を守り、感染症を防いでくれます。

血液を汚す3つの原因、その3、ストレス

心の悩みもドロドロの一因になる

「心の悩みで、血液の状態が変化するの?」と思っていませんか? でも、これも大いに関係あり。悩みや心配ごとは、大きなストレスとなって、からだの状態を変化させます。

それが血液の状態にも影響してくるのです。悩みを解消しようと、タバコやお酒に手が伸びたり、ヤケ食いやヤケ酒に走ったりと、食事を含めた生活全般にまで変化が現れれば、血液の汚れは、ますます悪化してしまうおそれがあります。

ストレスは、それ自体、血管を傷めつける要因のひとつにもなります。血管への悪影響も心配です。ストレスの正体はこちら。

ストレスによる血液の汚れ度チェック

  • 職場の人間関係が悩みの種
  • 家庭内がごたごたしている
  • 恋愛関係の悩みがある
  • 本当にしたいことができない
  • いつも時間に追われている
チェック
  • 0個
    心配なし
  • 1~3個
    やや心配あり
  • 4~6個
    心配あり

血液を汚す3つの原因、その2、食生活

食は血液の状態を大きく変える、影響する

生きていくために必要なエネルギーになり、からだの成分をつくるもとにもなる栄養。栄養のもとはいうまでもなく「食べもの」です。

食べたものが消化・吸収され、必要な栄養が全身に届けられるのですから。全身に栄養を届ける役目を果たしているのが血液です。

血液がどんなものを運んでいるかは、おおもとの「食べたもの」に大きく関係してくることはあきらかです。必要なものが、多すぎず、少なすぎず、ちょうどよいだけの量なら、血液の状態は良好、「きれいな血液」です。

全身に、必要なものを十分に届けることができます。いらないものが入っていたり、必要なものでも増えすぎてしまえば、それは汚れでしかありません。

「汚れた血液」の状態になり、必要なものが、必要なところへ届きにくくなってしまいます。では、どんな食事が汚れを増やす原因になってしまうのでしょう?

以下であなたの食生活をチェックしてみてください。1つでもあれば、要注意。そのままでは、あなたの血液の汚れが進んでいく危険性が高いでしょう。

食活習慣による血液の汚れ度チェック

  • 1日2食は外食
  • 市販の弁当、総菜をよく利用する
  • 甘いものが好き
  • 肉より魚が好き
  • 野菜の煮物、おひたしなどはあまり食べない
  • 果物はあまり食べない
  • 豆や豆製品はほとんど食べない
  • 揚げ物は週に3~4回食べる
  • 早食い
  • 水分摂取はほとんどない
チェック
  • 0個
    心配なし
  • 1~3個
    やや心配
  • 4~6個
    かなり心配
  • 7~9個
    非常に心配
  • 10個
    危険