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きれいな血液、元気を手に入れる

きれいな血液をつくることで、健康状態はアップします。もちろん、外見の印象だって、ぐっとアップ。「きれい」も「元気」も、からだの内側から変えていくことが大事です。

血液をきれいにする生活で体調もよくなる

からだ全体に流れている血液。その血液に汚れが多ければ、必要な栄養や酸素などが届きにくくなったり、汚れが悪さをしはじめて、全身に影響が現れてきます。

逆に、からだのどこかに不調があると、その不調が血液を汚し、状態をわるくしてしまうこともあります。汚れた血液と不調の間で、悪循環が生じてしまうのです。体調がすぐれないと感じているときは、あなたの血液にも、なにか問題が生じているはずです。

現れている症状だけに目を向けているのでは、問題は解消しにくいでしょう。血液の状態を改善する、つまり、きれいな血液にすそじることで、不快症状が出やすい素地をなくしておくことが必要です。

血液をきれいにする生活を続けていると、さまざまな不快症状に悩まされることも減ってくるはずです。体調がよくなれば、血液をきれいな状態に維持しやすくなってきます。きれいな血液と、「きれい」「元気」の間には、悪循環ならぬ「好循環」が生まれてくるのです。

血液を入れかえる治療もある

汚れた血液を、きれいな血液に入れかえてしまうそんな治療もあります。肝臓や腎臓などの病気で、血液の汚れが進んでいるときにおこなわれる「血漿交換療法」です。
血液を体外に出して病的な血策を取り除き、かわりにきれいな血祭を戻すという方法です。もっとも、これはあくまでも病気の治療法のひとつです。ふつうは日々の生活のなかできれいな血液にしていくことで、体調は改善します。

血液の流れ

全身の細胞が血液の到着をつねにまちわびています。そこで強力なポンプ、心臓を起点に、血液は全身を駆けめぐつているわけ。血液がたどる旅路を、ここでみてみましょう。

血液の流れには2通りある

健康な成人では、ドキンという1回の拍動で心臓から70~80mlの血液が送り出されています。血液がたどる旅路には、全身をめぐって栄養と酸素を運び、ニ酸化炭素を受け取って心臓に戻ってくる「大循環」と、肺へ送られて酸素をもらい、きれいになって再び心臓に戻ってくる「小循環」、2つのコースがあります。
心臓から送り出された血液が通る血管が「動脈」、心臓へと戻つてくる血液が通る血管が「静脈」です。

大循環のスタートは心臓の左心室から。まず大動脈へと送り出された血液は、大動脈から枝分かれした小動脈、大動脈小静脈細動脈、さらには毛細小動脈血管を通り、からだのきすみずみまで行きわたります。各所で二酸化炭素を受け取った血液は、細静脈、小静脈、大静脈を経て、心臓の右心房へ戻ってきます。

全身をめぐり右心房に戻ってきた血液は、右心室から肺動脈を通つて肺へ送られます。肺毛細管で二酸化炭素を酸素と交換した血液は、肺静脈を通つて心臓の左心房へ流れていき、そこから左心室へ0そして、再び大循環コースをたどりはじめます。ちなみに、小循環コースでは、動脈を通るのは二酸化炭素の多い「静脈血」、静脈を通るのは酸素の多い「動脈血」です。

血液の働き

「血液がなければ生きていけない」というのは常識でしょう。でも、あらためて考えてみると、命を左右するほどの働きって、どういう意味なのでしょうか?

全身の細胞に「命のもと」を運ぶ

私たちのからだは60兆個もの細胞の集まり。ひとつつひとつの細胞は、酸素や栄養素を取り込んで、エネルギーをつくりだしています。

エネルギーがなければ、細胞の命、そして細胞の集合体である私たちの命は保てません。そのエネルギーのもとになる酸素や栄養素などを、全身の細胞に絶えず送り届け、老廃物となった二酸化炭素などを細胞から回収する働きをすることこれが、血液のもつ最大の働きです。

このほか、細菌やウィルスなどの病原体から私たちのからだを守るのも血液の役目。また、体温を一定に保つ働きもあります。だからこそ、からだ中に網の目のように血管が張りめぐらされ、その中を真っ赤な血液が流れているのですし、血液の状態が、全身の健康状態を左右することにもなるわけです。

サラサラと流れる血液ですが、その容積のうち液体成分は60% くらい。これを「血漿」とよんでいます。残りの約40% は、「血球」とよばれる、形のある固形成分が占めています。

血液の働き

酸素や栄養の運搬
細胞が働くためには酸素や栄養素が必要。血液は、からだの外から入つてくる酸素や栄養を全身の細胞に運び、老廃物を細胞から回収しています。
ホルモンの働き
体内でつくられる、ホルモンなどの情報伝達物質を、必要な器官に届けるのも血液の役目です。
体温を一定に保つ
血液が全身に流れていることで、私たちの体温は一定に保たれています。
感染を防ぐ
体内にはさまざまな細菌やウィルスが侵入してきますが、血液はこれらの病原体から身を守り、感染症を防いでくれます。