自律神経の乱れが血流を悪くする

体の健康は血液で決まる

さまざまな病気は、血液の質と流れが悪くなることによって起こります。がん、心臓疾患、脳疾患をはじめとしたどんな病気も、それは共通していることです。

さらに、病気の原因をつくっている血流の悪さは、日常生活の場面でもみられます。例えば、人はとても怒っている時には、健康な状態とはいえません。それは、怒りを覚えると血液の質が悪くなるからです。血液の質が悪くなると、酸素や栄養素がうまく取り込めなくなります。それと同時に、一種の緊張状態になって、血管が収縮し血流が悪くなるのです。

しかも、それは怒っている時だけでなく、不安な時や緊張した時でも同じことが起きています。

健康な体を保つには、血液の質がとても大切です。そして、その質を決めるのが腸なのです。腸内環境が良くて腸の活動が正常であれば、それだけ質の良い血液をつくることができます。

このように、腸は、食物の栄養を吸収しながら、血流の質を決めるという大切な仕事もしているのです。

腸のはたらきをコントロールしているのは自律神経です。自律神経には、不安や緊張の時に活発になる交感神経と、リラックスしている時に活発になる副交感神経があるのですが、腸には、副交感神経のはたらきが大きな影響を及ぼします。

腸などの内臓は、食後や就寝前などに副交感神経が優位にはたらき、心と体がリラックスしている時に活発になります。

自律神経が健康の鍵を握る

心臓や胃腸の働きは自律神経が乱れると鈍くなり、血流も悪くなって、さまざまな病気の症状を引き起こしやすくなります。

ですから、病気にならないようにするには、自律神経を整え、血流が良い状態を保って、質の良い血液をつくる腸の状態も良くしておく必要があります。

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